令和6年度秋季企画展「生駒の大衆文化」
生駒にはかつて、「松榮座」と呼ばれる、村人による歌舞伎・人形浄瑠璃の一座がありました。松榮座は、現在萩の台と呼ばれている旧乙田村を拠点としており、村人たちが農業の合間に稽古を積んで、人々に演劇や人形劇を披露していました。 また生駒は、明治40年(1907)の鉄道開通以降、急速に近代化が進み、宝山寺への参詣客が増加し、土産物屋などが参道沿いに多く立ち並ぶようになり、大正10年には本町に生駒劇場と呼ばれる当時奈良県内一華やかな劇場も建てられました。 今回の展示では、乙田村の芸能史や生駒劇場と参詣道の近代化の歴史などを紹介し、近代の生駒の人々の娯楽や芸能についての歴史を学んでいきます。
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