企画展「モダン生駒100年史 ー鉄道開通と近代生駒の夜明けー」
新たな時代の幕開けは、国や地域にとってさまざまです。「散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする」とは、日本人が明治時代の到来をその画期としていたことを示す有名な歌の一節です。このように、日本は明治以降、急速に近代化への道を歩んでいきました。私たちのいる生駒は、そんな日本全体からいえば少し遅い幕開けとなります。谷あいの街に、近代化が訪れたのは大阪電気軌道、現在の近畿日本鉄道の開通がきっかけでした。生駒山に穿たれた当時日本最長のトンネルは、明るい光とともに、私たちの街に近代(モダン)をもたらしたのです。
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