特別展「人の形」
日本では古代から、人知のおよばぬ事象を神に祈り、まじないをおこないました。その中のひとつに人の形に対して寄せるものがあります。その起源は定かではありませんが、人が文化を持つとほぼ同時期には存在していたと言われています。古代では豊穣祈願の土偶や医療呪術で使われたと思われる人形。中世から近世では様々な神像や仏像、現代においては、節句の日に飾られる節句人形。それぞれの人の形には何かしらの信仰があり、それは現代にまで受け継がれています。そのような人の歴史とともにあった人形とその信仰を紹介しました。
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企画展「生命育む生駒山」
大阪平野と奈良盆地を分かつ生駒山地。その主峰である生駒山は、万葉人に「神さぶる生駒高嶺」と呼ばれるほどに、人々にとって畏怖すべき存在です。生駒市北部と南部の生業やそれにともなう資料を比較し、生駒山のふもとで生きてきた人々の自然との付き合い方に着目しました。